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2008年05月12日

あと4年で原発約3基分の太陽電池が毎年生産へ

一過性に終わった1973年の石油ショックと異なり,今回の化石燃料の高騰は解決の糸口が見えません。いわゆる「ピーク・オイル(peak oil)説」,つまり「石油の産出量が頭打ちになる時期」が2007年に来たという説も出ています。これを解決するにはやはり,原子力発電か,太陽光発電や風力発電といった代替エネルギーを増やしていくしかなさそうです。


あと4年で原発約3基分の太陽電池が毎年生産へ

 このうち,太陽光発電は,発電量,コスト,そして効率の3点で一般に思われているよりも大きな役割を果たせる可能性があります。まず発電量に関しては,2007年の太陽電池モジュールの生産量は,そのモジュールで可能な最大発電量に換算して約3.7GW分でした(関連記事)。4年後の2012年には15GW/年になる見込みです(シャープ調べ,関連記事)。平均的な原発1基の最大発電量が1GWですから,その規模の大きさが分かるというものです。

 もちろん,これらはあくまで最大発電量で,平均発電量を比較するには稼働率を考慮する必要があります。仮にすべて日本で利用することを前提にすると,太陽電池の稼働率は新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)によれば約0.12。これはつまり,太陽電池が十分な性能を発揮できるのは24時間/日×0.12=2.88時間/日ということになります。一方,原子力発電の稼働率は故障や地震の多い日本では0.6〜0.7。これらの稼働率を考慮すると,4年後の太陽電池の年間生産量は,原発2.5〜3基分の発電能力に相当する計算になります。2012年以降は生産量がさらに増えていくことを考えると,意外に多いと思うのは私だけでしょうか。実際には太陽電池の実質的な発電量はさらに多い可能性があります。太陽電池を砂漠などに置けば稼働率は0.12よりずっと高まるためです。また,電力の需要が本当に高いのは夏の日中であることを考慮すると,最大発電量の値がむしろ重要である可能性もあります。

posted by きろろ at 01:33| ECO活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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